聴覚障害者に対するいじめをテーマにしたマンガ「聲の形」がアニメ化決定

大今良時さんの話題のマンガがアニメ化されることが決定

聴覚障害者をテーマに少年と少女を描き、ヒロインへのいじめの描写が生々しいことから雑誌掲載が一時掲載見送りになったことでも話題の大今良時さんのマンガ「聲の形(こえのかたち)」がアニメ化されることが明らかになった。

「聲の形」は、聴覚の障害を持つ少女・西宮硝子と、彼女へのいじめに加担していた過去を持つ少年・石田将也の物語で、2人の衝突や再会を通して、孤独や絶望、愛などを描いたマンガ。本作が掲載前は聴覚障害者に対するいじめをテーマにしている等の理由から、編集部内で議論になり、一時掲載を見送られたという発売までのエピソードも話題となった作品である。

最初は「別冊少年マガジン」2011年2月号と「週刊少年マガジン」13年12号に読み切りが掲載され、『別冊少年マガジン』の読者アンケートで「進撃の巨人」・「惡の華」・「どうぶつの国」などの主力連載作を抑え1位を獲得した。 また、監修の全日本ろうあ連盟の後押しもあり、「週刊少年マガジン」で13年8月から連載が始まり、単行本の1巻は発売直後に完売する書店が相次ぎ、緊急重版を行った事は異例尽くしの漫画と言ってもいいだろう。

アニメ化の話は「週刊少年マガジン」(講談社)51号の最終回(第62話)で発表され詳細は今後、誌上で随時発表する。同誌51号では作者・大今さんのインタビューや、次回作のイメージラフも掲載されている。コミックス最終7巻は12月17日に発売予定。

コミックスは1~6巻で200万部を発行している。

[ライター:電化清貧]

John Garema

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