今期夏アニメでノーマークだったアニメ『ばらかもん』がじわじわキテル3つの理由

意外と面白い !!癒し枠?元気枠?とも取れる本作の魅力を解説します!!

ノーマークでしたが今期で1,2をあらそう素敵な作品にめぐり合えました。
アニメ『ばらかもん』は原作がヨシノサツキさんが「ガンガンONLINE」(スクウェア・エニックス)にて好評連載している都会育ちの書道家と島民の交流を描いたハートヒートアイランドコメディ。

主人公、半田清舟は書道家。自身の作品を酷評されたため、書道会のえらいひとを殴ってしまう。
父親に紹介され長崎県五島列島へしばらく住むことになる。
ゆっくり田舎で書道とむきあうとする清舟であったが、近所の悪がき琴石なると出会うことによってしだいに変わっていく。

■長崎県五島列島とは?

わたしも知りませんでしたがこの場所は作者の出身・居住地だそうです。
恥ずかしながらよく場所をしりませんでしたが、小さな島がつらなる場所だそうです。
ということは清舟たちがいる島以外にもいろいろあるのですね。
タイトルの「ばらかもん」は五島列島方言で「元気者」だとか。
作中では島全体にすぐ噂が流れて人が集まってくる、あたたかい場所ですね。
よそ者である清舟にとってはなれないかもしれませんが、
なかなか三食つくってくれる人もいないでしょうし親切な方が多いすてきな島のイメージです。
清舟以外のひとびとも独特の方言ではなしています。
五島列島の方言だったのですね。
微妙に長崎そのものとはちがうのでしょうか?

琴石なるのかわいさ

これに尽きます。
近所の悪がき代表らしいですが愛らしく、愛らしさゆえに清舟も嫌うことなく
さりげなくそばにおいています。
特技はせみの抜け殻取りで、田舎の遊び方をよくしっている子ですね。
自分も田舎出身ですのでなんだかなつかしいです。
大人になるとあんな風に遊ぶことはなくなってしまうので寂しいですが…。
こどもらしい純粋さを持っていますが、そのまっすぐさが大人の心にはよく響きます。
清舟にもそうですが、わたしが琴石なるの魅力をかんじたのは郷長夫婦の息子である木戸くんが自分が凡人であることになやんでいる回では、なんだかぐっときました。
こどもの言葉だからこそ、こころにすっと入ってきますね。
そしてアニメーションだからこそ動きに魅力がでます。
活き活きしていてほんとうにかわいい!目が離せない!
それが琴石なるの魅力ですね。
見ているだけで元気がでます!

癒し枠?元気枠?

琴石なるには一見癒され枠かなと思うのですが、
アニメーションとしてみると元気がもらえます。
言葉にすることは難しいですが前向きになる力をもらえますね。
主人公の清舟もそうだとおもいます。
周囲にいわれた酷評を思い出してなかなか集中できずにいる神経質な性格ですがそんな
とき考えを遮断してくれるのがなるの存在。
うっとおしそうにしていますが、本気でつまみださないのは助けられているからでしょう。
肝心のなるは自分の基地で遊んでいるだけなのかもしれませんが。笑
ほわわーんとする癒し枠ではなく、元気もらえる枠だなあとおもっています。
アニメーションの質もたかく声優さんの演技もすばらしいので、
田舎にかえりたい人はぜひ。

[ライター:楠田次郎]

John Garema

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