実写映画『図書館戦争』の続編が来年10月に
公開されることが3日、分かった。
実写映画『図書館戦争』の続編が来年10月に公開されることが3日、分かった。主演は前作と同様でV6の岡田准一(34)が務める。岡田さんは今年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」で主演を務め、V6としてNHK紅白歌合戦に初出場とその勢いは止まらない
岡田は「また『図書館戦争』の世界に入ることができるのが今から楽しみです」と意欲的。放送中の大河ドラマ「軍師官兵衛」の撮影は9月末に終えており、「官兵衛」後初めて撮影に臨む作品となる。
図書館戦争は女流作家、有川浩さんの同名小説が原作で近未来の日本を舞台にしたSFアクション。岡田さんが演じる堂上が所属する自衛組織「図書隊」が不当な検閲から図書を守るのが基本ストーリー。 図書隊は武装した隊という設定の為、出演陣は今月中旬予定の撮影開始2カ月前から“訓練”をスタート。週1回のペースで集まり、元自衛隊員らから指導を受けている。
前作と同じキャスト、スタッフでの製作にこだわっていた岡田の希望通り、ヒロインの榮倉奈々(26)や福士蒼汰(21)らが再結集。“最強チーム”がまた顔をそろえた。
岡田准一さんのコメント
「続編をやらせていただけることをうれしく思います。また『図書館戦争』の世界に入ることができるのが今から楽しみです。前回を超えるスケールを目指し、前作同様のスタッフ、キャストの皆様とともに頑張っていきたいと思っています」
榮倉奈々さんのコメント
「前回の撮影から1年半、ついに来たかという感じです。台本をいただいて、前作で岡田さんからしごかれた思い出がよみがえりました(笑)。個人的に郁ちゃんの成長した部分を披露したいと思っていたので続編と聞いてうれしく思っています。みなさん成長した郁の姿を楽しみにしていてください」
前作の撮影で使われた茨城や新潟県内などの図書館は、来館者が増えるなど反響が大きかった作品。佐藤信介監督(44)は「よりハードなアクションで、よりドラマチックなものにしたい」と抱負を明かした。
■図書館戦争とは?
図書館戦争とはメディアの自由を巡る人々の戦いを通しながら、主人公である笠原 郁の成長ともう一人の主人公である上官の堂上との恋愛模様を描いた有川浩が描く小説である。
シリーズ第1作目である『図書館戦争』は、「『本の雑誌』が選ぶ2006年上半期エンターテイメント」第1位、2007年本屋大賞第5位に入賞し、シリーズとしては2008年に第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。アニメ版が第40回星雲賞メディア部門の参考候補作となった。累計発行部数は2013年3月時点で400万部を突破している。
基本ストーリー
公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を規制するための「メディア良化法」が制定された社会で本の自由ひいては表現の自由を守るべく設立された図書隊は検閲を強行する良化特務機関との永きに渡る抗争に突入していくことになる。
「図書館戦争-THE LAST MISSION-」
http://toshokan-sensou-movie.com/